2月27日に富士スピードウェイで行われた、スーパー耐久シリーズ2021シーズン前の公式テストの模様です。
スーパー耐久の今シーズンのトピックスとしては、タイヤが昨シーズンまでのピレリ一社供給からハンコック一社供給に変わったということ。ハンコックタイヤ自体はDTMでもワンメイクタイヤとして採用されている実績もありますが、スーパー耐久はGT3車両(ST-Xクラス)からフィット、ロードスター(ST-5クラス)まで幅広い車種が走っているので、その幅広い車種に安定した性能、安定した供給を行うのはなかなか大変なことだと思います。なんというか有体に言って力入ってんなー、という感じです。
参戦車両のトピックス的には、まずはST-Xクラスにマクラーレン720Sがエントリー。
ST-Xクラスは昨シーズンチャンピオンの#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3が今シーズン参戦しないので、どうなりますかね。
ST-1クラスにはKTM GT-Xがエントリー。KTMカーズJAPANが昨シーズンまでのKTM X-BOW GT4から車両を変えてきました。
そしてスープラが一気に増えました。まず昨シーズンST-1クラスチャンピオンを獲得したROOKIE RACINGは今シーズンもスープラですが、今シーズンから新設されたST-Qクラスにエントリー。
昨シーズンST-1クラスにRC FでエントリーしていたTRACY SPORTSが今シーズンはスープラにスイッチ。
さらにスープラの話題でいえば今シーズン注目なのがGT4車両で争われるST-Zクラス。ここにスープラGT4が一挙4台エントリー。
個人的にもST-Zクラスが盛り上がってきているのがうれしいですね。国内主要レースでGT4車両がみられるのはスーパー耐久シリーズだけですし、車種も少しずつバリエーションが増えてきて、楽しみなクラスに成長してきました。